#基礎知識

急成長したビジネスが取り入れている<グロースハック>

2020.04.10

今回の記事では、Facebook・ InstagramやTwitter など、数年間で急成長したビジネスの多くが取り入れ、特にマーケティング業界やIT・WEB業界において注目される「グロースハック」について解説をしていきたいと思います。 

■「グロースハック」とは 

 グロースハックは「徹底したデータ分析・改善に取り組み、課題を解決していくことで、ビジネスの成長に圧倒的な効果をもたらす」という、マーケティングの新しい概念です
 例えば、いまや世界25憶人以上に利用されるFacebookは、グロースハックを専門に行うグロースハックチームを発足させたことで爆発的な成長を遂げました。
 インターネットサービスの分野で取り上げられることが多いですが、どんなビジネスでもグロースハックによって大きく成長させることが可能です。

■グロースハックはいつ生まれたか? 

 Dropboxの創業初期のマーケティングを支えたショーン・エリス氏が2010年に提唱した新しい職種「グロースハッカー」からグロースハックという概念が派生しました
 つまり先にグロースハッカーという言葉が生まれ、そのグロースハッカーが行う仕事(施策)がグロースハックと定義されるようになったのです。
 グロースハッカーは、「Growth:成長」と「hacker:高度な知識とコンピューター技術を駆使して課題を解決する人」をつなげたす造語で、常識にとらわれない創造力で新しい施策を考え、ビジネスやサービスの成長を加速させる人を指します。

■「グロースハック」と「WEBマーケティング」の違いは? 

 グロースハックとWEBマーケティングは全く異なる概念というわけではありません。
しかしながら、 Webマーケティングとグロースハックでは施策を考えるときや目標を立てるときの視点が大きく異なります。 

 まず従来のWebマーケティングですが、広告出稿によるA/Bテスト、SEOやアクセス解析を行うことで、多くは現状のアクセス数や売上を増やすことなどをを目的としていました。
 グロースハックはそれに加えて、複数の施策を連続的に行い、ビジネスそのものが成長する仕組みを施策に組み込みます。
 つまり先の未来を見据え、企業そのものを成長させることを目的に、時には商品やサービスの開発などにも携わり、多角的な視点から施策を実施するのです

そのためグロースハックには、WEBマーケティングのノウハウだけではなくエンジニアリング、デザイン、ライティング、プロデュースなどさまざまな視点から多彩な施策を考え、
PDCA(仮説→実行→検証→改善)を高速で回し続けることが求められます。
 また、グロースハックはデータ分析が特に重要視され、分析の結果、市場やユーザーのニーズが変わったと分かれば、サービスそのものを変えていく可能性もあります。

■グロースハックのフレームワーク「AARRR」 

グロースハックには発想を柔軟にし、広い視野でビジネスの成長を考えること、そして課題に対し高速でPDCAを回すことが求められますが、グロースハックのフレームワークとしてよく活用されるのが「AARRR(アー)」です。
 ビジネスの成長の段階にあわせ、ユーザー行動フェーズごとに分析、最終的に収益へと繋げていきます。 

♦AARRRモデル♦

①Acquisition(獲得)
:新規ユーザーにビジネスを認知させ、訪問・登録してもらう

②Activation(利用)
:ユーザーにサービスを利用してもらう(会員登録など)

③Retention(継続)
:ユーザーに長く、頻繁にサービスを利用してもらう(リピーター)

④Referral(紹介)
:ユーザーに製品やサービスを紹介・共有・拡散してもらう

⑤Revenue(収益)
: ビジネスとして、収益の最大化に繋げる

 AARRRはもともと、最小限のコストしかかけられないスタートアップ企業を成長させるために考えられたフレームワークです。
 各フェーズごとに細かくKPIを設定することで取り組むべき課題が明確になり、短期間で改善策の企画・実装・検証することで、スムーズなグロースハックが可能になります。

♦♦♦

 アメリカで最もセクシーな仕事ともいわれたグロースハックですが、全体設計にかかわるため非常に難易度が高く、高いスキルに加え、地道なトライ&エラーを繰り返し行うことも必要です。
 しかし、グロースハックをうまく取り入れることができれば、最小限のコストで爆発的な成長が可能になります。 

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